トコジラミで韓国旅行を断念?キャンセル前に確認すべき点と対策法を徹底解説!

最近よく聞く韓国のトコジラミ騒動。10月下旬から相次いで報告されるトコジラミの発見に不安を感じていませんか?

「韓国旅行計画しているのに、大丈夫かな?」

「日本に持ち帰ってしまったらどうしよう…」

「韓国旅行キャンセルにした方がいいかも…」

そんな不安を感じるのは当然のこと。今計画している韓国旅行をキャンセルする前に心に留めておきたいトコジラミ情報を解説します。韓国で大発生中のトコジラミについて詳しい情報を知りたい方はぜひ、この記事を参考にしてくださいね。

目次
トコジラミとは?

カメムシの一種で体長5〜8mmの茶色の平たい楕円形が特徴
夜間や暗い場所で活動するのが基本
刺されると?:刺されたときには気づかない。人間の血を吸ったあとに現れる、眠れないほどの激しいかゆみが現れる
侵入経路:海外からの旅行者の荷物に紛れ込んで移動する

韓国で蔓延していると言われるトコジラミですが、韓国政府が集中防疫をおこなっているのが現状です。

2023年11月13日から4週間のトコジラミ集中防疫期間を実施し、宿泊施設・サウナ・社会福祉施設・学生寮などを集中的に点検しています。

また点検箇所は全国で12万箇所に登り、2023年11月21日時点で宿泊施設でのトコジラミ発生は確認されていません。

トコジラミが地下鉄にいると話題に_誤情報の可能性大

外出後に服を脱いで机の上に置いたら1匹の虫がトレンチコートに付いていた。ティッシュで虫を潰したら血が出てきた。最近話題になっているトコジラミではないかと思う。どこで付いたのかわからないが、電車、KTX(韓国の高速鉄道)、そして地下鉄を利用して帰宅した

韓国で一気に拡散された書き込み

このSNSの書き込みによって、韓国ソウルは大パニックに!しかしながら、ダニもよく似た形をしており、動物の血を吸った後はぷっくり血で大きくなっているので、見間違う場合もあります。

韓国ニュース報道での専門家コメント

トコジラミは照明が明るい場所を嫌うため、公共交通によるトコジラミ拡散、増殖の可能性は低い。恐怖心を抱く必要はない
_YTNテレビ専門家コメント

韓国の害虫専門家によると、トコジラミが昼間の明るい電車内で発生する危険はほとんどないとの見解を述べています。

空港・空港鉄道の車両内は定期的な殺菌を実施ずみ

トコジラミは、海外から持ち込まれる可能性が高いため、空港や空港鉄道は普段の清掃に加えてトコジラミ予防のための高温スチーム&乾燥の2ステップによる防疫対策を行っています。

全国から30件以上の発見情報_実際に確認されたのは17件

出典:トコジラミボード

これってトコジラミでは?という目撃・駆除情報が政府に相次いで報告されていますが、本当にトコジラミだったのは全国で17件と少数。

韓国旅行を控える人のためにトコジラミ出没マップや、トコジラミボードが続々ネット上でアップされています。これらの情報を参考にしてみるのもいいですね。

ソウル市内のトコジラミ対策

地下鉄の布製の椅子には高温スチーム掃除機を使用して消毒

地下鉄1~8号線の布製の椅子を段階的に変更
外国人が多い空港やシティーツアーバスの防疫を強化

出典:SEOUL MY SOUL

韓国政府が実施に踏み切ったトコジラミ対策として、「ソウル市トコジラミ予防・管理5大実践事項」を掲げました。

ソウル市トコジラミ予防・管理5大実践事項

(1)毎日トコジラミの侵入の兆候を確認(脱皮の痕跡、排泄物などの確認)
(2)毎日トコジラミの生息を確認(脱皮した殻の処理、壁紙などの修理)
(3)毎日掃除をすること(真空掃除機、高温スチーム機の活用)
(4)もう一度消毒をすること(業種別、消毒義務回数+追加1回以上)
(5)トコジラミ予防・管理・教育を受けること

ソウル市内にある飲食店・宿泊施設などがこれらの要項を満たしている店舗には「トコジラミ予防実施ステッカー」が貼られています。

自分が宿泊、または利用する施設の入り口にこのステッカーがあれば安心ですよね。

上記の”5大実践事項”を行うと「私たちの施設はトコジラミの予防のため、毎日点検・掃除・教育を実践しています」と書かれた青と緑色のステッカーが貼られることになります。

ここからは、実際に韓国に旅行する際に気をつけたいポイントを紹介します。トコジラミ対策を徹底している韓国ですが、万が一刺されたり持ち帰ったりしないためにもこれらの点に注意して訪韓しましょう。

宿泊するホテルや利用する施設の情報を確認しておく

出典:相鉄フレッサイン明洞公式ページ

韓国政府だけでなく、各宿泊施設も旅行者が不安を抱かないよう対策を施しています。トコジラミ予防実施ステッカーの実施だけでなく、自社HPでトコジラミに関する情報を掲示しているところも多数。

事前に宿泊または利用する施設のトコジラミ対策情報を確認しておくのも大切です。

宿の壁に密着したベッドや家具の隙間などをあらかじめ調べる

トコジラミが好む場所

・ベッドの周り
・ヘッドボードと壁の間
・ベッドのマットレスの縫い目や布の重なり部分
・カーテンの折り返し部分
・壁紙の裏側や壁紙と幅木との間
・タンス・引き出しの裏

トコジラミは、不衛生な場所から繁殖するのではなく人やモノと一緒に移動します。そのため、旅行者が頻案に訪れるホテルや宿泊施設では細心の注意を払う必要があります。

またトコジラミの習性として狭い・暗い場所を好むうえ、人が長時間居座る場所の近くで目につきにくい場所に生息する傾向があります。そのため、ホテルに着いたらトコジラミの潜伏場所がないかをチェックするのもポイントです。

トコジラミ予防実施ステッカーがあるホテルは、その点定期的に点検や清掃がされているので安心かもしれません。それでも念には念を、確認しておくと安心ですよ。

防虫シートや殺虫剤を用意する

海外旅行では殺虫剤を持っていけないため、日本に戻ったときに殺虫剤などをスーツケースなどに塗布することができるでしょう。

有毒物質を含む殺虫剤は危険物に分類され、法令により航空機内への持ち込み、預け入れ手荷物の取り扱いもできません。

出典:ANA国際線 注意事項

韓国内でトコジラミ遮断用スプレーを購入することもできますが、旅行中トコジラミ対策用スプレーを持ち歩きたい方は虫除けスプレーを携行することをおすすめします。

電気をつけたまま寝る

暗いところで生息し、活動を活発にするトコジラミ対策として寝る時も電気をつけておくのもおすすめです。アイマスクを持参して、寝るときに使って寝るといいですよ。

刺されるとかゆくて眠れない恐怖の害虫トコジラミ。韓国で大発生していると聞いて不安ですが、しっかり防疫対策をしている点や、個人でもできる徹底対策について知れて少し不安も減ったでしょうか?帰宅後もスーツケースや手荷物にトコジラミが潜んでいないかをチェックしてくださいね。

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